「良い酒作りは子どもの様に愛情を注ぐ事」

美しい酒蔵の伝統を伝えたい ――――― Sommelier/ Yoshi Sako @ Corkage SF

Yoshiは、2008年に日本で利き酒氏の資格をとってから、彼の天性でもあるコミュニケーションを活かし、Sake&Wine shop,「Corkage」でマスターとして働いている。

彼はお酒を紹介する時に、まるで自分で育てたように、ひとつひとつ愛情を込めて特徴を説明する。好きな酒になると目を輝かせながら、話しに花が咲く。これほど楽しみながら仕事をしている人といっしょに酒をテイスティングすると一層美味しく感じられる。そして客の気分や好みを理解しながら、酒をグラスに注いでくれるのも、Yoshiならでは。

もともと彼は音楽に憧れアメリカに来た。彼の好きなものの多くがアメリカにあった――映画、音楽、そしてアート。音楽活動はアメリカに来てからずっと続けている。利き酒氏になったのは、Shopのマスターを任されてからという。Yoshiが働いていたバイト先で、「Sake bar」オープンの相談を持ちかけられた。「元々日本酒が大好きだったし、自国の文化をアメリカに伝える仕事がしたかったんだ。そのなかでもSake sommelierは僕のパッションを持って研究を続けられる遣り甲斐がある仕事。きっとタイミングが良かったんだね」とYoshiは言う。

ついつい固くなりがちな伝統文化を遊び心を混ぜてアメリカ人に教育する。日曜日の酒クラスでは受講者達は和気藹々で、興味津々に色々な質問を投げかけてくる。そんな光景を見ていると、いつかこんな日本酒のテイスティングが楽しめる場所が増えれば良いと思う。

Yoshi は酒教室のエディケーターでもある。早速日曜日の酒クラスに参加した。

まず、基本的な説明、純米、吟醸、大吟醸の説明、酒作りの工程の説明の後は、お楽しみのテイティング。酒の種類は全部で5種類。

Starter: 月の桂 琥珀光 生(Tukino Katsura “kohaku Hikari” Junmai ginjyo nama)

Region: Kyoto

日本酒のお酒の30%が関西で作られているというが、これは山田錦というお酒に相性の良い米の生産地でもあるからだろうか。フルーティー、リフレッシングでスターターに最適!

sampler: 1.hakushika Junmai Daiginjyo   from Nara

スムースで香りが良い。上品な味なので繊細な料理に合う

  1. Jozen Mizunogotoshi(aged) Junmai Ginjyo  from Nigata

各レストランでも人気のお酒。、クリーンでクリスピー、さっぱりとスムースな飲み口。

  1. Chikurin “Fukamari” Jumai

純米独特のお米の味わいが広がり長く楽しめるお酒。Yoshiのお気に入りでもある。

dessert: kamotsuru Junmai Ginjyo

今まで甘すぎるにごりにしか出会っていなかったせいか、とてもセンセーショナルな出会い。上品な甘さで飲み口が良い。

Yoshiは神奈川県、「久保田酒造」の酒蔵で働いた時の話しをしてくれた。酒はまさに”育てる“のが醍醐味。その“生き物”(酒)の世話をするのが楽しくてしょうがないという。この管理を怠ると、完成時の味が目的のバランスを持った酒にならないらしい。

彼が修業した酒蔵は、その周りの美しい自然の景色と溶け込むように存在する。 早朝5時に起きて蔵に向う。もうそこではすでに人が働いてる。まだ薄暗い夜明け前、緊張した冷たい空気に酒発酵の湯気が立ち昇っている風景が絵になる。お酒の味を決めるのは、麹がキーワード。発酵の工程を見ながら2時間おきにチェックする。「良い酒を作るには子どものように愛情を注ぐ事が大切。美しい酒蔵での経験と精神をアメリカ人に伝えたい」と彼は言う。

このSake shop は隣がモダンな寿司レストランになっており、ここで買ったお酒を”Corkage”でお店に持ち込む事もできる。私はこのバーでお酒の話を聞きながらテイスティングするのが好き。酒とのペアリングで面白いおつまみもある。今回は三種類のチーズとお酒のぺリングに挑戦。Yoshi がアレンジしてくれたのは、次のペアリング

Mt Tam Cheese…..Round and earthy style such as Kamoizumi ‘Shusen’  or  a bit sweater and effervescent Hou Hou Shu(Sparkling sake), Tokimeki(Sparkling Sake) or dry and sharp such as  Suijin which can cut-through butteriness.
Point Reys Blue…. Kenbishi, Taiheizan Kimoto, Tamano hikari yamahai etc…… Structured and high acidity Kimoto or Yamahai style sakes

Fiore Sardo….. Suijin, Otokoyama etc.. Dry, sharp and full-bodied Junmai style sakes

Yoshi’s favorite sakes!

「Corkage」 は、アメリカにはまだ少ない、Sake shop とBarを持ち、テイスティングができる場所。隣がモダンな寿司レストランになっており、ここで買ったお酒を”Corkage”でお店に持ち込む事もできる。Yoshiは将来、「もっと大きなSake Barを中心としたカフェを開きたい」と夢を語ってくれた。

data:

1302 Fulton Street
(at Divisadero Street)
San Francisco, CA 94117

Tel: 415.567.6503

4:00pm to 10:00pm daily

*     Happy hours 5-7pm daily

*     sake class every Sun 4-5pm $35+20%discount for sake purchase in the shop.

http://www.dajanigroup.net/establishments/corkage-sake-wine-shop

Sake sommelier&educator Yoshihiro Sako