American

Roy’s

 

ハワイに拠点を持つROY’Sは、今では全米に広がる有名なマンモスレストランチェーン。

サンフランシスコの若手エグゼキュティブシェフ、Ty Mahler氏は、今までに培ったフレンチテクニックとアジアンの興味を応用させ、クリエイティビティーを展開させている。

サンフランシスコの若手エグゼキュティブシェフ、Ty Mahler氏は、今までに培ったフレンチテクニックとアジアンの興味を応用させ、クリエイティビティーを展開させている。

ハワイに拠点を持つROY’Sは、今では全米に広がる有名なマンモスレストランチェーン。 そのビジネス形態はユニークで、ダイレクト経営でもフランチャイズでもない。エグゼキュティブシェフとフロアーマネージャーが共にRoy’sのパートナーであり、積極的に経営に携わる、新しいビジネスモデルを導入している。その為、フランチャイズによくありがちな「クオリティー」が落ちる心配がないどころか、ブランドネーム、コンセプトは同じでも、ロケーションにより、シェフの個性が引き出され、全ての店でメニューが異なる。

デザインと多様性

Roy’sサンフランシスコは、金融街に位置するとあって、多目的に対応できるのが、特徴で一つでもある。 都会的なイメージでエレガントなインテリアは、 大きく三つのセクションに分かれている。メインダイニングは140席あり、高い天井、大きな窓が一層落ち着きのある雰囲気を醸し出している。このゆとりのあるスペースは、個人からまとまった団体まで利用できる。真ん中にあるオープンキッチンを挟んで奥のフロアーとそこからつながる中二階(mezzanine)はメインダイニングルームよりこじんまり仕切られいているため、カップルや小グループに好まれてる。そして22席あるフルバーは、カウンターが広くゆったり座れる。設置してあるフラットスクリーンは、スポーツバー的でなく、音のないエンターテイメントとしてバーに座る客のディスプレイになっている。 ドリンクの種類も豊富で、バーのみを目的とする客も多い。

私が訪れた時は、ちょうど大きなIT企業のコンベンションの最中で、コンベンション関係者で連日のように予約が埋まっていた。普段はSFで働くローカル客が多いが、シーズンによってはツーリストも多い。 又、ロマンチックなスポットとしてカップル、週末はシングル達で賑うという、「マルチパーパス」に対応できるスペースがフル回転している。

アップスケールなフード

タイ氏は15歳からレストラン業界に入り、フランス、アメリカ各地でのシェフ経験を経て2年半前、ROY‘S のパートナーシェフとなった。世界各地を旅した事であらゆる地方の食材や調理法を学び、インターナショナルな食の発想を広げて行った。 Emeril’s New OrleansでもSaucierを勤め、そこではレストランビジネスに興味を抱いた。

「毎日次々とアイディアが浮かんでくる」と言うTy氏は、彼がポジションについた当初は日替わりメニューを提供していた。しかし忙しいレストランの効率性を図る為、今では月替わりのメニューになっている。「同じメニューは2度と出さない」と彼のクリエイティビティーはあらゆる世界の食材を自由に操るアーティスト。 フレンチ、イタリアンに加え、アジアの中でも、特に日本の食材、調味料は最も多く使われている。 例えばこってりの中に柚子やポン酢、そばを組み合わせたり、カイワレやとびこなどを上手くトッピングに使っている。「Pine Nut Crusted Hawaiian Hpu’upu’u」($34) は、紫色の沖縄ポテトをペースト状にし、ボクチョイや青ねぎと共に色鮮やかなプレゼンテーションに仕上げ、プリプリした白魚の食感と甘みのあるポテト、さっぱりした野菜の相性が良い。アペタイザーにはロールやにぎりか何種類かあり、私が頂いた「Lakanilau」($17)は、薄切りの神戸ビーフで巻いてあり、中身にはクラブやてんぷら等が詰まった具沢山の内容だった。全体的にシーフードメニューが充実しており、多くはアジアンテーストがアクセントになっている。又、デザートは同店シグニチャーの「メルティングホットチョコレートスフレ」が人気。

予算: $50~60(飲み物込み)

お店データ:

Roy’s – San Francisco

(415) 777-0277

575 Mission Street

San Francisco CA 94105