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ヨーロッパのユース(恐怖と楽しみ)

長旅をする時はいつも節約のためにユースホステルを利用することが多い。一昔前はユースホステルというと、学生やお金がない若者が泊まる代名詞のようなものだったが、最近ではユースホステルも進化して、長期期間の旅行者を応援する設備として中年の人にも利用されている。

アコモデーション

長旅をする時はいつも節約のためにユースホステルを利用することが多い。一昔前はユースホステルというと、学生やお金がない若者が泊まる代名詞のようなものだったが、最近ではユースホステルも進化して、長期期間の旅行者を応援する設備として中年の人にも利用されている。

私は今回の旅のほとんどはアメリカからオンラインのhostelsbookers.comで予約していた。これは泊まった人のレイトが参考になるので、人気のホステルを狙って予約していた。もちろん旅の途中で大分予定が変わったことから、キャンセルしたり、変更したりしたりできる。前の旅行に比べると最近はとても設備やサービスが良くなっているように思う。

やはり、これにはラッキー、アンラッキーがあって、一概に良いとも悪いともいえない。ではラッキーの場合から。設備の良い清潔なユースで、あまり泊り客が居ない場合に大部屋でも少ない人数で使用できる。私の場合一番ラッキーだったのは4人部屋の綺麗な部屋で一人で泊まれたこと。ほとんどがプライベートでバスルーム以外は一人のスペースを持つことができた。もうひとつは人の出会い。良いルームメイトに恵まれるとお話もすすみ楽しくなる。そして、大部屋でも良い子達ばかりで人の気をつかい、おとなしく早く寝る子達といっしょになったとき。

しかしこの一週間はついてない。まず寝れなくなったのはミュンヘンまでさかのぼる。1日目から2日目までおりこんさんたちや6人部屋に二人の時もあった。しかし3日目に風引きさんが私のベットの上で寝ていた。夜中中咳き込んだり、鼻をすすったりとうるさくて寝れなかった。おまけに時々うなったりしている。「うるさいな、このチャイニーズのおばさん」。次の日は皆が早く起きて早くも退室していた。私は10時20分の電車なので比較的ゆっくりしていたら、そのチャイニーズのオバサンが起きてきて、「どこから?」と英語で聞いてきたので、「アメリカ、カリフォルニア」と答えた。それからしばらく彼女の慣れない英語で会話をしていて、彼女が「今日は一ヶ月の旅最後の日」といいうから「どこに帰るの?」と聞くと「ベトウィーン、オオサカ アンド ナゴヤ」というから「なんだ!日本人? ごめんなさい、中国人だとばかり思っていた」というと「日本人に見えたのに、カリフォルニアというから私も日本語が喋れない日系人だと思った」と返してきた。いままでたどたどしい英語で喋っていたのがミュうに不自然でプッと笑ってしまった。この旅で日本人に会ったのは、初めてだったので、朝食をいっしょに食べることにした。彼女はホステルアディクションのように毎日ホステルを変えるらしい。それに毎日のように移動していたものだから疲れ果てて「もう体力が持たなくて、ついにかぜもひいてしまった」という。私は移動があまり好きじゃないから分からなくて「同じ町にいるのにどうしてホステルを変えるの?」と聞いたところ、「エキスペリアンスよ。そのホステルによって全然泊まりごこちが違うし、あちこち試してみたくて」と彼女はこれからプラハに行く私に「プラハだったら絶対プラスプラハがお勧めよ」と太鼓判を押された。

プラハでの予約したホステルはそのお勧めのホテルではなかったので、とりあえず2泊にしておいた。もしかして後の2泊を他で試しても良いと思ったからだ。プラハの最初のホステルは男女ミックスだった。これがどうしてもヨーロッパのユースホステルの分からないところで、ミックスにすると、着替えとかシャワーとかしにくいじゃないのといつも思っている。が15年前もそんなところがいっぱいあった。6人部屋で男は二人だった。4人は友達グループらしく、新入りは私と向いのベットに居たおっちゃん。このおっちゃんが曲者で、私が10時半に部屋に戻った時には皆もうすでに寝ていた。「あ、これはおりこうさんのサインだ」と思い、私も慌てて準備をして寝ることに。するとシーンとした部屋にいきなり怪獣の鳴き声のようなものが響き渡る。それは小さくなったり大きくなったり、泊まったかと思うと、また始まったり。逃げようもないので、結局一晩中その怪獣の協奏曲を聞く羽目になり全然寝れなかった。「明日は部屋を変えてもらおうかな」と思いながら、目がぷんぷんに腫れた顔で朝食を食べていたら、そのおっちゃんが私の向かえに座り、「昨日は寝れた?」と来た。「全然寝れなかった。(あなたがとは言わなかった)誰かの鼾がうるさくて。。。」「Oh! It; ME!」(ワカッテルヨ) そのおっちゃんも自分の鼾の問題が分かっているらしい。「でも安心して。今日からシングル部屋に移るから」だって。(じゃあ、昨日から移ってくれればよかったのに) で、鼾問題は解決した。がなんだか不思議なユースで鍵をかけるところがやたら多い。そしてバスルームはというと12人がシェアしなければいけない。12人で一つのシャワーなんて、なんて効率の悪い。そのおかげでシャワーをつかいたい時に使えないストレスがある。次の夜は友達グループが遅く帰ってきたくらいで、鼾のおっちゃんが居なくなった分比較的平和だった。

しかしその日もディしジョンメイキングで悩んでいた。あのおすすめのホステルに行ってみるべきがとどまるべきか。移動するのが面倒くさいというのがあったが、相当悩んだ挙句、彼女が行っていた「エキスペリアンス」をする事にした。結局新しいユースまですごく近かった。わざわざ地下鉄に乗ることもなかったのだが、しらなかったのだからしょうがない。その彼女がお勧めのユースは500人も収容できるマンモスタイプだった。カウンターの対応は良く無料で化粧品セットとタオルをくれた。部屋は4人部屋を選び、部屋に入るととても良い感じ。すぐ溜まっていた洗濯をし、彼女が言って多様に12人部屋に3人とかありえるのかな?団体部屋からは開放されるのかなと思っていたところ、3人のオーストラリアンガール達が登場。状況は一編して天国から地獄へ。ひと付き合いは悪くないので、すぐ仲良くはなれるのだが、その彼女らの生活習慣が問題。夜な夜な出かけると思ったら帰りは朝の3時以降。一人ずつ3時3時半、4時に帰ってきた。この女友達同士のグループと一人旅行者の組み合わせはもちろん一人(私)が不利な条件になる。しかも彼女らが帰るまで小心者の私は、起こされるのが怖くて寝れなかった。翌朝何をしてたのか聞いてみるとカードをしていたらしい。この若者ばかりがごろごろしているマンモスタイプのホステルはもう懲り懲り。つくづくホステルタイプの人間ではないと自負する。

そして最悪な事態はザルツブルクのホステルで起こった。駅についたのは6時半。インフォメーションで紹介されたのはユース(20ユーロ)か一番安いペンションで(35ユーロ)。外は雨。

そのペンションは駅からすぐのロケーション。一応予約はせずに行ってみようとする。駅で見た看板広告の「一番駅に近いユースホステル」もその近くだったので、両方見てみることにする。幸い雨も小降りになってきたので、歩いてユースから行って見た。住所をメモしているのを見るとこの辺のはずなのに、なぜか真っ暗でユースの雰囲気は全くない。折り返しその安いペンションに行ってみるとなんだか場末のしなびた旅館のようで、年老いた中国人がそっけない対応をしてきた。館内は汚くタバコモクモクで、全体が黄色に染まっている。「こんなところには泊まれない」と昨日の寝心地のよいペンションを思い出すと比較にならない。すごく寒い中歩いているが、重い荷物を持ちながらのはや歩きなので、だんだん熱くなってきた。最初に紹介された少し遠いユースまで歩くことにした。駅の裏にいたので、暗くて環境があまりよくない。時間的には7時頃だったので、まだ危ない時間ではない。そして、やっと小雨の中YUKUというユースホステルに着く。女性だけの6人部屋を取った。部屋に行ってみるとたった二人しか居なかったので、私と合わせて3人(今のところ)。二人は居なかったが部屋の様子を見てすぐ中国人だと思った。まず部屋がすごくちらかっているのと格好悪い下着などをアタリ十二ほしてあったから。こんなパンツをはいたり、散らかしたりするのはいつでも中国人と決めていた。しかし実際はUKに語学留学している若いコリアンだった。このユースで夕食があったので、スープとポテトを食べた後、8時半ころからもうベットい入って寝ていたので、あまり音をたてないように気をつかわなければならない。 私も短い距離を5時間もかかって移動したので疲れていたため、「今日は早く寝れる」とシャワーの後インターネットをし、11時頃にベットに入る。「今日はこの3人で早く寝る」と誰もが信じていた。ところが、突然夜中すぎにもう寝ていた、またはあと1分で眠りにつきかけていた私達の部屋に明かりが着き、大荷物を持った3人のグループがドヤドヤ、ガサガサと入ってきてその静けさをいっぺんに壊した。「ええー!こ、こんな夜中すぎにチェックイン??いったりどういう人達なんだろう??迷惑も甚だしい」と思ってもここはユースホステル。24時間人か入ってきて音をたてても文句は言えない。そしてその雑音は長く続き、私の「寝れない」はもうまさにその時点で決定的だった。

良いことがあれば悪いこともある、とまさに人生の基本を学ぶ。が、なにも夜中過ぎになってチェックインしなくてもと寝れない中、ずっと納得がいかなかった。 朝は朝で5時くらいから二人のコリアンが出発の準備をしていた。パッキングの音、ジッパーの音、ひそひそ話とずっと5人からの雑音を聞かされている最悪の夜だった。夜中にチェックインした3人組は朝からずっとゴソゴソしてしまいには、私の上にいた女性がベットの柵を壊し大きな音をたてて下に落とした。これにはさすがの私も飛び起き激怒「WHAT‘S GOING ON!!」

まったくひとの迷惑顧みずとはこの事。これがこの旅の最悪の夜だったことは間違いない。

このホステルは全体に若い人達が多く、やかましかった。ヨーロッパ人はタバコを吸う人が多く、下のはレストランやパブになる為、遅くまで賑わっている。ミックスの部屋や女性のみの部屋もあり、共同シャワーにシャワー付き部屋など様々。でもどれをとっても私には合わないホステルだった。